「ビタミンCが歯ぐきに効く?歯科とビタミンCの深い関係」
みなさんこんにちは*
「ビタミンCって、美容や風邪予防に良いイメージがあるけど、歯にも関係あるの?」
実は、ビタミンCは歯ぐきの健康を保つためにとても重要な栄養素のひとつなんです!!
今回は、歯科医の視点から見たビタミンCとお口の健康の関係についてご紹介します。
ビタミンCとは?
ビタミンC(アスコルビン酸)は、水溶性ビタミンのひとつで、体の中でコラーゲンの生成や抗酸化作用を助ける働きがあります。
私たちの体ではビタミンCを作ることができないため、食事やサプリメントから摂取する必要があります。
歯科との関係1:歯ぐき(歯肉)の健康維持
ビタミンCは、歯ぐきの組織を作る「コラーゲン」を生成するうえで欠かせない栄養素です。
不足すると、歯ぐきが弱くなりやすく、次のような症状が現れることがあります:
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歯ぐきの腫れや出血
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歯ぐきが下がる(退縮)
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傷の治りが遅い
重度のビタミンC欠乏症では「壊血病」と呼ばれる病気になり、歯が抜けてしまうほど歯肉が弱くなることもあります(現在の日本では稀ですが、極端な偏食で起こることがあります)。
歯科との関係2:歯周病の予防と回復サポート
歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨が炎症によって破壊されていく病気です。
ビタミンCには抗酸化作用があり、炎症を抑える働きや、細胞の修復を助ける効果が期待できます。
ビタミンCをしっかり摂っている人は、歯周病の進行が遅いという報告もあり、治療中の方や予防をしたい方にはぜひ意識してほしい栄養素です。
歯科との関係3:インプラント・手術後の治癒サポート
インプラント治療や歯ぐきの外科処置など、組織の回復が必要な場面でも、ビタミンCは治癒をサポートする大事な役割を担います。
治療後の栄養指導として、医師から「ビタミンCを意識して摂ってください」と案内されることもあります。
ビタミンCを効率よく摂るには?
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食事から摂るなら…
ピーマン、ブロッコリー、イチゴ、柑橘類(オレンジ・グレープフルーツなど)、キウイなどがおすすめです。
水溶性なので、茹でたり煮ると失われやすいため、生で食べるのもポイントです。 -
サプリメントも有効
偏食がちな方、治療中で高めに摂取したい方には、医師と相談のうえでサプリを活用するのもよいでしょう。
最後に
ビタミンCは、私たちの歯ぐきや口腔内の健康を支える“名脇役”です。
毎日のケアに加えて、内側からのサポートとしての栄養管理も、健康な歯を守るうえで欠かせません。
当院では、メディカルサプリメントを取り扱っています!
「最近歯ぐきが腫れやすい」「出血しやすい」という方は、ケア方法だけでなく栄養状態も一度見直してみましょう。
気になる症状があれば、いつでもお気軽にご相談ください😁