市販のホワイトニング歯磨剤って効果あるの?

みさなんこんにちは*

今日は、「市販のホワイトニング歯磨剤って効果あるの?」

とよくきかれるので、これにについて解説します♪


「最近よく見かける“ホワイトニング歯磨き粉”、本当に白くなるの?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、市販のホワイトニング歯磨剤について、歯科医師の視点からメリット・注意点をわかりやすく解説します。


市販のホワイトニング歯磨剤の目的

まず前提として、市販のホワイトニング歯磨き粉は、“歯の表面の着色汚れ(ステイン)を落とす”ことが主な目的です。
お茶・コーヒー・タバコなどでついた色素を、研磨剤や清掃成分でやさしく除去することで、歯本来の白さに近づけます。

ただし、歯の内側の色を変えるような“医療ホワイトニング”とは仕組みが異なります
薬剤で歯そのものの色を漂白する効果は、基本的に市販品にはありません。


市販のホワイトニング歯磨剤のメリット

  • 日常的なケアに取り入れやすい
     いつもの歯みがきの延長で、ステイン対策ができるため、手軽に始められます。

  • ホワイトニング後の色戻り防止に◎
     歯科医院でホワイトニングを受けたあと、白さを長持ちさせたい方にも適しています。

  • 製品の選択肢が豊富
     低刺激タイプ、研磨剤フリー、フッ素入りなど、ライフスタイルに合った商品を選べます。


注意したいポイント

  • 研磨剤が強すぎる製品には注意
     一部の商品では、強い研磨成分によって歯の表面(エナメル質)を傷つけてしまう可能性があります。
     日常的に使う場合は、「低研磨」や「研磨剤無配合」などの記載がある製品がおすすめです。

  • すぐに劇的な効果は出にくい
     歯の色を「1〜2トーン白くする」といった効果は期待できません。あくまで“現状維持”や“予防”のためのケアです。

  • 知覚過敏の方は成分に注意
     冷たいものがしみるなどの症状がある方は、刺激の少ない処方のものを選びましょう。


海外製ホワイトニング歯磨剤を使う際の注意点

最近はSNSや通販サイトを通じて、海外製のホワイトニング歯磨剤を購入される方も増えています。
確かに海外製品の中には「即効性」をうたうものもありますが、日本とは基準や成分規制が異なるため、使用には慎重さが必要です。

主な注意点:

  • 過酸化水素(Hydrogen Peroxide)が高濃度で含まれている製品がある
     これは本来、歯科医院で管理のもと使用される漂白成分で、日本では市販品に一定濃度以上含まれることは禁止されています。
     濃度が高いまま使用すると、歯ぐきの炎症や知覚過敏、エナメル質の損傷につながるおそれがあります。

  • 日本人の歯質には合わない場合がある
     欧米人と比べ、日本人のエナメル質はやや薄めと言われており、海外製の強い研磨成分や漂白剤は、過剰な刺激になる場合があります。

  • 表示や使用方法が英語表記のみで、誤使用のリスクがある
     適切な使用頻度や使用量がわかりにくいことも、トラブルの原因になり得ます。


歯科医院との併用がおすすめです

市販のホワイトニング歯磨剤は、あくまで補助的なセルフケアとして上手に使うことが大切です。
本格的に歯を白くしたい場合や、ご自身に合った製品を知りたい場合は、ぜひ一度、歯科医院でのご相談をおすすめします。

当院では、安全性を重視した日本国内基準のホワイトニングケアと、信頼できる歯磨剤のご提案を行っています
「どの製品を選べばいいかわからない」「今使っているもので問題ないか不安」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。


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